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猫もあなたを愛してる
¥1,980
新刊。gururi 編。2026年第1刷。東京・谷中で雑貨と本の店として続いていたgururi。現在は移転して根津でオープンしているそうです。 この本は、店、そこに来る人、会話、界隈にいる猫たち、そのへんの全てをつつみ込んで、gururiのフリーペーパーに連載されていた「猫エッセイ」が8編、収録されています。それぞれ別の執筆者です(裏表紙の帯を参照)。 ところで、このタイトルはどこから来たでしょうか。 ネットフリックスのドラマ、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」からだそうです。私(店主)も、このドラマがすごい好きなので、嬉しくなってしまいました。 まあ詳しくは読んでください。
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gururiのぐるり
¥1,980
新刊。2026年初版。渡辺愛知 著。 gururiという、東京の谷中にある、雑貨と本の店。 その店主が書いた本。 店を作る、運営、日々それを生かす、続けること。 もちろん、その中に、理想形ばっかりじゃなくて、お客さんの不条理や迷惑、その他、困ったことはいくらでもあると思うのですが。でも店は続く。 文章が何を選ぶのか、なんでも書いていいと言われたら何を選ぶのか。あたかも店に何を置くのか選ぶように。 それは著者の心を映す。そして、結果、文章だけで、読者の心に伝わる力があるだろうって思うわけですよ、なぜ本が存在するのかの理由です。 そういう本かどうかは、あくまで私(店主)の感じ方ですので、貴方が確かめてください。
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中世ヨーロッパ 騎士道の作法
¥1,760
新刊。2022年初版。 監修 祝田秀全。 GBの作法シリーズ、たくさん刊行されていますね。これは騎士道です。中世ヨーロッパ。 詳しくは裏表紙の写真を見てください。なんとなく楽しい騎士道。まあ実際はつらそうですけどね。騎士なんて本当にいたのかしら? いたのは、いたんですよ。ただしアニメで観るようなかっこいいのだけじゃないみたいです。 最近はアニメでも欧州中世だけではなく、ペルシア、モンゴルの騎馬文化にも注目が集まっていますが、この本にも、モンゴル帝国軍と欧州の騎士が戦うとき、のような、マニアック視点の解説もありますよ。
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「国語」と出会いなおす
¥2,530
新刊。2026年第5刷。矢野利裕 著。 さて、国語なんですが、今や授業は論理国語と文学国語に分かれ。分かれているんですよ。そういうの、昔の人、私などには、さっぱりわかりませんね、違いが。 この書籍は、現役の国語教師である著者が、考える本、検討する本です。というか、この事態、国語というもの、ってなんだろう?と、読者といっしょに考える本です。決して、なにかの答えが書いてある本じゃないと思いますよ。それってあまりに短絡じゃないですか。国語って、文章などの構成を通じて、練り練り考えることの力をつけるためにあるのではないですかね? 練り練り、は私の造語で、すみません。
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ローマ人の心 古代帝国の実像に迫る 講談社選書メチエ837
¥2,420
新刊。2026年第1刷。 南川高志 著。 本の紹介ですが、写真、とくに裏表紙にほぼ全て書かれていますので、拡大してお読みください。 ローマ人とローマ帝国、それは西洋史における、最も輝かしく、歴史資料も多く残るトピックといえるでしょう。著者が書き記すのは、その中にある人の心、心情、信じていること、つまりはアイデンティティ、人生の芯、と言えます。ローマだけではなく、属州、ガリアの民など、同時代の他の地域における人物たちの心にも立ち入って調べ、考えます。 歴史学は常に新しい方向を切り開いていますし、著者もあとがきにて、困難を極めた、と述べています。古代の人物に直接、気持ちをインタビューできない以上は、他の方法を使うしかない。「感情史」は、まだはじまったばかりです。
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六人部屋の十三年間
¥1,980
新刊。2026年初版。頭木弘樹 著。 かなりたくさんの著作で知られる著者、とは思っていましたが、最初の著作は『絶望名人カフカの人生論』(2011)なのですね。 この本は、二十歳からの13年間、難病の闘病で自宅療養と入院を繰り返していた、その経験なくしては書けない「入院指南」です。 とはいえ、人間、その観察、ある極限状態、しかし誰もが経験しうる、そこに広がりがあるのでしょうね。 最初の著作が、絶望をテーマとしたものだったということには、大きい意味を感じます。 著者も書いていますが、よくぞ、戻ってきた(社会活動が可能な程度に回復した)ものです。 入院対策にこの一冊。
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ごみと暮らしの社会学 モノとごみの境界を歩く
¥3,080
新刊。梅川由紀 著。2025年第2刷。 社会学の対象として、ごみを考える本です。暮らし、ごみ、くず、ごみ処理、モノとごみの区分や境目、生活の特徴。生活となればフィールドワーク、社会学の手法です。 とくに「〜であるべき」という規律の押し付けできませんが、我々の暮らす社会に問題がある場合には、対策を考える必要があります。総体としてごみが増えすぎたとき。ひとりの人ごみを貯めこみすぎたとき。悪臭。害虫の発生。衛生環境の悪化。 ごみという概念一つで、こんなに調べることがあるんだなあー、という、驚きもあります。
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昔話の扉をひらこう
¥2,200
新刊。2024年第5刷。小澤俊夫 著。昔話と民話って、何が違うのでしょうか?帯に「国際的な昔話研究者」って書かれてますね。小澤俊夫さん、2026年に亡くなられました。ドイツ文学研究者、民俗学者でもあります。この本、昔話について、日本と西洋ーグリム童話ーと、あまねく、旅してまわることができます。内容から、昔話とは、これは本当の話じゃないよ、という姿勢で伝える話、だそうですよ。 そんなことを言われたら、逆に気になるんじゃないですかね。
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まっすぐだけが生き方じゃない 木に学ぶ60の知恵
¥1,430
新刊。2025年第4刷。アニー・デービッドソン絵、リズ・マーヴィン文。栗田佳代 訳。裏表紙の帯をみていただきたいのですが、木、あらゆる木が、それぞれに策を練って、生きることそのものを成し遂げてると、わかります。植物は自分で動けないかわりに、根の張り方、枝、葉、動物との協業、あらゆる方策がありますね。それらは、私たちの暮らし、生活の姿勢にとって、少しだけ、見直してみようかなという気持ちを与えてくれます。私はそうでした。見開きごとに1種ずつ、鮮やかなイラストで語りかける、暖かい本です。
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実践 日々のアナキズム 世界に抗う土着の秩序の作り方
¥3,080
新刊。2025年第9刷。ジェームズ・C・スコット 著、清水展 日下渉 中溝和弥 訳。 スコットは、東南アジアでの調査研究などで知られる人類学者であり、政治学者であります。 岩波書店の紹介文から ーアナキズムとは特別な政治運動でも革命でもなく,日々の暮らしの中から社会を変えていく実践であるー アナキズム、イコール無政府主義、ではありません。しかし社会を変えようとはしています。スコットは、中央集権的な組織化と秩序の作り方を批判しています。中央集権的ではない方法でも、社会は成り立つのか?成り立ちます。これがおそらく、近年見直されてきているアナキズムの、最も重要なポイントではないでしょうか。 そのために、現実の社会の中で何を実践できるのか?その内容こそが、本書です。
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鶏まみれ
¥2,420
新刊。2026年第1版第1刷。繁延あづさ 著。 もう、書評などが出揃いましたが、著者が、写真と文章で語る、食鳥処理工場の話です。検索で、たくさん、出版社からの紹介を読めます。肉処理の、つまり命を殺す現場の、血の迸る、熱い、その匂い。 なぜ屠殺に関して、職業差別ともいえる風習がずっと続いてきた歴史があるのか? という点もあり、 私(店主)がすごく思うのは、この本にあるモノクロ写真たちの訴えかけてくることです。吊るされて並んでいる鶏、まだ、食べる肉そのものには見えない、鶏。文章とともに写真をみてください。すごく。
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学びがわからなくなったときに読む本
¥2,200
新刊。2024年初版第1刷。鳥羽和久 編著。対談集です。写真ご覧ください(対談相手)。 私(店主)の個人的感想ですが、勉強そのものというより、その先にある大きななにかを見つけたり触れたりする、その手段として、手がかりとして勉強はある、のではないか。まあここにいる7名の方は、いづれも素晴らしき方ですが、学び以外でも全然いいと思うんですよ。矢野利裕さんの話とかすごく面白いですよ、現役の中高教諭、学校とはすなわち社会である、今の社会は破綻している。学校にはダブルスタンダードが横行している。リアルな現代。生きてる、目を開いて過ごすだけでも、リアルはどんどん入力される、それをどう捉えるのか。勉強は手段。
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企画展だけじゃもったいない 日本の美術館めぐり
¥1,760
新刊。浦島茂世 著。2025年第4刷。 浦島茂世さんは美術館ライターで、美術館についてのラジオ出演や著作も多い方です。この本、帯にもありますが、美術館には常設展というものがあり、その美術館ならではの収集の基準ー運営方針ーがあり、それを全部は出せなくても、順番に少しずつお見せしてます、という話。つまり、日本のこの美術館はこれを持っているぜ、びっくり。という紹介でもあるし、この美術館はこれに強いというものでもあります。 一つだけ紹介、滋賀県立近代美術館ー現在は「近代」を名称からなくしましたーについて。ここは、日本では大変珍しい、アール・ブリュット作品の収集を行っているのです。常設展示もあり、実際に作品を観ると、かなり驚かされますよ。特徴というか、尖です。
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改訂新版 東京のちいさな美術館めぐり
¥1,980
新刊。浦島茂世 著。2023年初版。8年ぶりの全面改訂! 浦島茂世さんは美術館ライター、全国の美術館についての著作もたくさんあります。これは「小さな」美術館の紹介。何をもって、小さな、とするか? あんまりそこにこだわらなくていいです。ともかく、国立近代とか、国立西洋とか、どーんとでっかいの以外にも、たーくさんの美術館がある、勿体ない!ということです。表紙は「深沢小さな美術館」。なんですかねえこの森の中のこびとの家みたいな。乞うご期待。
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トラウマからの回復と社会の修復 分断と再演を超える
¥3,850
新刊。野坂祐子 著。2025年第2刷。アトロクブックフェア、2026に、荻上チキ氏の推薦本としてラインナップされた一冊。ですので、フェアの推薦文を引用します。「人生で傷ついた、全ての人類よ。共に読もう。」 ちょっと足します。なぜ「社会の修復」なのか。それは、本書の、序にかえて、に、あります。 そのタイトルこそが。社会適応という自己不適応。 これだけで、ゾワッとしませんか。私は、します。社会に適応するために、これまでに、自分が何を体験してきたか。うるせえことを言う奴、パワハラを仕掛けて来た奴。私はどうしたかなあ。不適応といわば言え。専門家はもっとハードな事態に対応していくための、実践を行っている。
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自殺学入門 幸せな生と死とは何か
¥3,080
新刊。末木新 著。2024年4刷。著者の意図は明確です。自殺について、単に、予防しなくてはいけない、と言うだけでは何も効果はない。自殺について必要なのは、よい悪いの説教ではなく、自殺そのものの学問である、つまり、現象であり行動であり、選択であり、動物の一種である人間の行うことだということ。学問はドクマではないので、研究する。研究によって、副題でもある「幸せな生と死」とは何かを考える。生、が先にありますからね、順序として。 出版社解説より引用「自殺予防の経済的価値やSNSなどの現代的なメディアの功罪から,幸福な人生についての考え方まで,今までの成書にはないトピックにも丁寧に触れられている」。生があってのものだね。
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新訂増補 心身症と心身医学 一精神科医の目
¥3,300
新刊。成田善弘 著。2025年発行。 心身医学について興味をもつ私が、精神科医の書いた書籍を読んでみての思いですが。 この種類の職を選ぶ人は、なにか大きいもの、得体のしれないもの、それを掴めないまでも理解しようとする意欲と精度、タフネスを持ち併せているなあと思っていました。 この本は。帯文を読んで頂くのがいいとは思いますが、うーん、入門書ではない、という面はあるでしょうね。深いところへ入っていく助け、だと思います。
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拝啓 元トモ様
¥1,430
新刊。TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」&「アフター6ジャンクション」編。2019年初版第1刷。単純に言えば、ラジオ番組企画で、疎遠になってしまった元友達のエピソードを集めた本です。それが良くってねえ。切ないというか、大した原因じゃなかったというか、それでも別に恨んでないとか、でももう会いたくないとか。番組ゆかりの方々の、元トモについてのエッセイも、すごい読みごたえ。私は宇垣美里さんのファンなのですが、すごく、やられます。たしかに学生時代があった、誰にでもそれはあった。でもそれだけのことなんだ。
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物語の「森」を抜けて なぜストーリーには構造が存在するのか
¥2,640
新刊。ジョン・ヨーク 著。府川由美恵 訳。2025年初版。 人に生命力を与える秘密を、隠し持っている森ーー 森に行って、帰ってくる。 著者は物語をつくる専門家、テレビドラマ制作者で、物語がなぜ、なぜそのような構造になっているのか、を明かしたいと考えます。その結果、本が生まれました。物語、それはある意味で我々全ての人生を支配している、ともいえます。そう言われるとちょっと怖いですが、おそらくそうなのです。森って暗くて怖いじゃないですか。これから何があるのか知らない場所に行かないといけないわけですよ。それって人生じゃないですか。
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ふつうに働けないからさ、好きなことして生きています。
¥1,760
2026年第2刷。著者 平城さやか。なんでも、著者は、OLではあったのですが、ふつうに働けない、ということでそれを辞め、今はアトリエを構えて、創作活動で生活しているということで、その記録だったり、経済縮小した状態で生き延びるコツだったり、つまり精神論というよりハウツーにも近い、しかし奇妙なドキュメンタリーチックでもある、そんな本です。いちおう追加で、ふつうに働けないという意味での虚弱体質もあるとのことです。これを読んで勇気が出るかどうかは貴方次第。
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「働けない」をとことん考えてみた。
¥2,090
新刊。著者 栗田隆子。2025年初版第3刷。 著者はシモーヌ・ヴェイユ研究を経て、非正規雇用やフェミニズムについて執筆する文筆家。この本は、労働と困難ー悩み事ーについて、ウェブ媒体での連載を経て、単行本化されたもの。社会科学的視点から、現代日本社会の労働における多数の問題が描かれる。しかも多く当事者として。そして、さらに、超重要である有償労働と無償労働について語られる。 ちなみに、同著者の『ハマれないまま、生きてます』も、めっちゃ面白いですよ。
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虚弱に生きる
¥1,760
新刊。著者 絶対に終電を逃さない女。2026年第10刷。 ベストセラーです。やはり、新しいコンセプトを定着させたパイオニア(過去に同音異口の類似主張があったとしても)ですから。体力の不足。というか個人差。あって当たり前。皆が同じ精神、同じフィジカルで生きているわけじゃない。根性でカバーなんかできない。社会は平等でも公平でも機会均等でもないのです。それを理解する、自分と他人は違う、そのことです。
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転職ばっかりうまくなる
¥1,760
新刊。2026年第4刷。著者ひらいめぐみ。 20代で6回転職、辞めたくなったら辞めてやる。 お見事です。皮肉じゃあありません。私(店主)も、20代は完全バイトonly人間でしたし、今もですが。どう生きるとか他人が決めることじゃないし、自分がそう思うことをすれば、少なくとも強制されることのストレスを回避できます。いろいろ考えるには時間も必要なのです(本の紹介にならず申し訳なし)。
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クソッタレな俺をマシにするための生活革命
¥1,980
新刊。2024年第1刷。著者 済東鉄腸。このカバー絵、いいですよね。キングジョー氏のイラストです。怪獣と間違えやすいので、イラストレーター キングジョーで検索を。それはそうと内容。済東氏は、引きこもりで千葉県から出ないけど、ネットを駆使しルーマニア語を習得して、ルーマニアで小説を発表されています。元は映画ライターでもあり、ルーマニアの映画監督等との交流があったんですね。 さて本書はそんな済東氏の社会復帰というか生活革命、これまでに出来なかったことを、やってみる。裏表紙側の帯に書いてあるようなことを。何でもやってみるものですねえ。すごいと思います、勇気が要るもの。